アンのゆるゆる日記

フリーで書いてる日々のつぶやきです。ゆる〜い文章ですが、たまに覗いていただけると嬉しいです。

会社のNo.2の退職

前にお世話になってた会社のお話。端的に言うとブラック。私のやめ方は会社都合での解雇、その理由は大手クライアントから手を引かれ事業縮小の為だ。私と同じ部署の人間は全盛期から考えると80人ほど解雇、他部署(というか下請け会社が主)の人は2800人が路頭に迷った。仕事がないからすぐにクビではなかっただろうが、収入はゼロ。しかも知らされたのはクライアントとの契約が切れる直前(確か2日前)だ。この誠意のない対応に寒気がした。内勤の私たちは、上の人間とグルだと思われていたと思う。正直、内容はうっすらだけど1年前から気づいてた。いつ発表があるのかと思っていた。やっぱり思いやりのない人達だなと心から思った。きっと自分達を守ることで頭一杯だったんだろう。もちろん前々からおかしな考えがまかり通る会社だった。ワンマンかと思われがちだが、実際はNo.2が会社をまわしてた。そのNo.2をタヌキとしよう。背の低いずんぐりむっくりの50代前半の男性。変な貫禄があり自信に満ち溢れていた。そして社長のことをキツネとしよう。タヌキはキツネからの信頼もあり、ほとんどのことは受け入れられてた。クライアントとのやり取りはタヌキが全部していた。私達も役割はあったが全てタヌキの言うようにしか報告できなかった。打ち合わせに参加してもタヌキに承諾をもらってない事を発言しようものなら、ずっーと何日も大勢の前で祭り上げられ嘲笑われるのだ。社内ではタヌキの取り巻き軍団(ほぼ50〜60代のおじさんでできている)がいて朝から朝礼さながらタヌキの部屋に大集合、タヌキの一挙手一投足に注意を払い、報告することがあってもタヌキの聞くタイミングを息をころして待つのだ。私も報告業務がある時はその中にいる。下手すりゃ半日仕事できず、一言も声発せないことがある(取り巻き軍団は1日中この状態)ここで私1度貧血で倒れたからな。何度「辞めてやるぅーーー」と心の中で大絶叫してたか。日常がこれ。このタヌキ部屋の横が社長室で、社長と秘書がいる。この状況を毎日見てるのに何も言わない。何してん?と私が社長なら言う。タヌキ中心の会社だった。大手クライアントとの契約をこじつけたのも、契約解除になった原因もタヌキだろう。うわべだけの対応ばかりで誠意を感じることがなかった。言われるがままで流され続けお給料をいただいてた自分にも嫌気がさす。最悪な期間は、朝7時から夜中1時2時まで休憩もまともに取れずに仕事してたな、、、それを知ってても何もしてくれない会社の人達。なぜ私達の部署でこの仕事せなあかんの?という内容のこともたくさんしてた。思い出したくないなぁ、という思いと忘れてなるものか、という気持ちが交互にやってきます。。。

そのタヌキが退職したという情報が入ってきた。下請け会社の裁判やクライアントとの裁判とか、国税局・・・とかいろいろなことが終わったのかもしれませんね。

今はキツネと残った人たちとで立て直しているのでしょう。どうなるか遠くで見守っていきたいです。